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2007年12月29日 (土)

今年一番面白かった本

題名と内容が少しずれているような気もするがこの本だと思う。(というか今年はあまり本が読めなかった)

過剰と破壊の経済学 「ムーアの法則」で何が変わるのか? (アスキー新書 42) (アスキー新書 42)
過剰と破壊の経済学 「ムーアの法則」で何が変わるのか? (アスキー新書 42) (アスキー新書 42) 池田 信夫

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最近ブログには、書評を書かないようにしているのだが、この本は書き下ろし的新書であるにも関わらずなんか凄かったのでここで紹介する。

ムーアの法則と同じように、時間と日々の技術革新等の積み重ねが気がつけば、とうてい解決できなかったことを解決してしまった事例はほかにもいろいろありそうだ。

モバイル業界については、パラダイス鎖国ということで随所で触れてある。パラダイス鎖国といったり、ガラパコス諸島といったり、表現はいろいろだなあと思った。WAPが失敗して、imodeが成功した理由などは、自分がWAP側にいたからこそよくわかる話。

まあ世界を見て戦え、とか世界に目を向けろとか、こういう系の本にはおおい主張に関して、一方で「そんなに背伸びしてどこいくの」と思う瞬間もあるのも事実。格差が広がっている社会の方が、結局は経済成長していて多くの人にメリットは大きい、というのは事実だと思うけれど、もう少しマイペースでありたいとも思えてしまう。

でも一方で多分10年後は、日本には中国の資本の傘下に入る企業がふつーにいろいろ出てくるような時代がくるのだろう、というのは容易に想像できる。生きていくために必要な考え方ということで、明日は我が身、として認識する。今世の中で始まっている破壊と再構築の動きに順応し、新大陸に移住することしかないんだろうなあと思う。(この本に限らず最近いろいろなことを考えるたびに思う)

それはそうと、機会があればこの著者の方に携帯電話からのインターネットネット接続(ブラウザーによる携帯ページ閲覧)の分野に、青少年向けに一律に大規模な強制アクセスフィルターが入ろうとしている件について是非意見を聞いてみたいものだ。

携帯からのアクセスだけを規制したところで問題がなくなるわけではないこうした事象について、結局日本のネット企業の成長・投資を抑制し、携帯インターネットもgoogleに牛耳られる結末になりかねない反作用があることをお役所の人たちはどれぐらい認識しているのだろうか。

(誤解しないでほしいのは私は別にgoogleが牛耳ること自体、顧客価値の創造につながりさえしていればそんなに悪いとは思っていない)

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