ユーザーをちゃんとセグメント化して、着実に収益化するということの軸がどんどんできるようになってきて、こじんまりとまとまったメディアになっていくのが昨今気になるところだが、もっとモバイルのポータルサービス業界に関しては、前提として抜本的にそもそもユーザーの絶対数が足りないことをそもそももっと認識しないといけないと思う。
メディアの作り方、事業の組み立て方とは
ユーザーを集める
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集めたユーザーを滞留させる(ロイヤリティーをあげられるような施策を実施する)
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ユーザーをセグメント化し商品企画化する
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商品企画化された商品・構造の最適化・パフォーマンス改善を実施していく
という感じである。ところでおや、っと思う人がいるかもしれない。多分普通の会社と順序が違うように感じるからだろう。普通は(普通の営業的に軸足が強い会社は)
ユーザーをセグメント化し商品企画化する
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セグメント化されたユーザーを効率的に集める
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商品企画化された商品・構造の最適化・パフォーマンス改善を実施していく
↓
集めたユーザーを滞留させる
(ロイヤリティーをあげられるような施策を実施する、逃げないようにする)
というような設計をするからだ。もちろんメディア作りをする上で、ある程度主体となるモデル利用者のイメージをしたうえで設計することにこしたことはない。ただし商品企画を前提にしたメディア作りは、正直それ以上の爆発を生むことは難しいし、何より強者の戦略であるように感じるので、私はこれまでそこまで意識してとってこなかった。
つまりは、ここで重要なのは、トラフィックを集めること・利用者を集めることが副次的な目的として設計させることが多い業界構造になってきているからこそ、何よりもまず、他者より優位な戦略を持ってして、いかにして利用者をどうやって集めるのか、ここにもっと重きを置く、業務評価できるような仕組みづくりをしていくことのなるのかなと最近特に思う。商品企画の最適化をはかることとならんで、利用者を集めてくること(アテンションを集められる)は、売上を上げること並みに定量的に評価してあげるべきなのかもしれない。
もっと言うと「いいコンテンツを作ること」と、「商品企画の最適化を行おうとすること」(ポータルサービスの商品企画化の最適化はほとんど業界他社ができていないのでこちらはそうでもないのだが)、はどの会社もどの担当者もやろうとしているし、多くの人がやりたいと思うことなので、そうした部分で他者(特に強者)と差別化をしたり、優位に立つことは厳しい。そういう部分は、ある部分ではもっと外部に依存しながら(プラットフォーマーとして徹するということである)他者との競争の中で常に優位に立てる軸を中核にして、メディア事業は組み立てられるべきである、と思う。
依存するべきものと、自社で徹底するべきものをしっかりと認識して、それが末端の業務プロセスに落としこめるような経営システムを作り上げること、なんだろう。
○!モバイルやら○25モバイルに張り合って毎月数百万のコストをかけて乗り換え案内サービスを提供したり、ライターを大量に抱えたりして、レベルを「あわせる」ような発想でサービス作りをしていては、絶対に勝てないということである。○Aモバイルに張り合ってメール媒体・EC商品数を増やして営業攻勢をかけてもほとんど意味がない。プラットフォーマーとしての本質的な部分に集中投資をして、彼らのできないやり方でコンテンツを調達する、などの器用な戦略が求められている。
もちろん当社がすでに強者になっていれば、どんどんやればいいと思う。強者のラインは少なくとも1億円の資金調達をしたぐらいでそう安々と築けるものではない。
ケータイ業界において、特に昨今は公式課金サービスも含めてトラフィックの在庫不足が象徴しているように、トラフィックという限られた「資源」の奪い合いが始まっている。(補足するとクライアントうけしやすいウェブ媒体の奪い合いがはじまっているということ)圧倒的な源泉が存在しないからこそ、起こってしまう状況なのだろう。リスティング広告にしろ、リスティングエンジンを持つことよりも、リスティングの在庫をはけるメディアを持つことのほうがはるかに難しい。だから当社はまだ持たない。
在庫が増えないのに、モバイル広告が消費者金融と出会い系サイトの広告しかない、と結論付けてしまうのはあまりに時期相承。2クライアントで事業が成立する仕組みづくりをしていくこともとても現実的な側面からはかなり重要だが、在庫が増えない限りこの業界に未来はないということをもっと認識できるようにしたい。
と今回もいっちょまえなことを書いてしまいました。